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こんにちは! かわべまゆみです。1999年に東京から島根県に夫のUターンにお付きIターンして参りました。
そこで待っていたのは、笑いが止まらないほどハッピーでエキサイティングな田舎暮らしの日々でした。

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●津軽の郷土料理「けの汁&ブリコ」

お正月に、青森県の津軽地方ご出身のお客様がいらっしゃった。
津軽の珍しい、郷土料理をお土産に持ってきてくださったので、ご紹介しましょう!


●けの汁(ケノシル)
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津軽といえば、「じゃっぱ汁」が有名だけれど、この「けの汁」も、津軽の郷土料理の代表とのこと。
ネットで調べると「大根、人参、ごぼうなどの根菜、ワラビ、フキなどの山菜、ずんだ(大豆)、凍り豆腐、コンニャクなどが材料。これらをさいの目に細かく切り、昆布や煮干のダシで煮て味噌で味付けしたもの。」とあるが、まさに、その通り!!


「けの汁」の語源は、「粥の汁」で、サイの目に小さくカットされた食材は、米粒を表すんだそう。主に、1月16日の小正月に作られ、あたためなおせば毎日食べられるようにたっぷり作り置きするとのこと。
女性を家事から解放するメニューでもあるそうです。。


野菜や山菜など10種類以上入っていて、それぞれの旨みがやさしく溶け合って、心も身体もあったまる、とっても美味しいけの汁でした!
はじめて食べた!!


●子持ちハタハタ
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ハタハタは、もちろん何度も食べたことがあるけれど、「子持ち」は、初めて!びっくり!でっかい!!
脂の乗った、体育会系の、がっしりした「子持ちシシャモ」という感じだけれど、魚卵が本当にしっかりしていて、味わいが深い。。
もちろん、酒に合う。。。
たくさん頂いたので、まだ冷凍してるのよ♪
今なら、我が家にいらしたら、ゴチソウしますわよ。


ところで、ハタハタというのは、漢字で、「鰰」とか「鱩」と書くのだけれど、「魚編に神」など、神様好きの私には、ちょっと気になるところ。。。
これまた、語源を調べてみたら、

・・・・・・・
鰰(はたはた)の名前の由来・語源には、諸説ありますが、魚へんに神と書いて「鰰」(はたはた・ハタハタ)と読みます。これは雷神の古名とされ「霹靂神(はたたかみ)」に由来していると言われています。
その昔、冬の厳しい日本海沿岸の貧しい漁村の人々にとって、冬の季節の訪れに轟く雷(神鳴り)と共に突然海岸にうちよせる獲りきれないほどのハタハタの大群は、雷神様がつかわした魚と信じられ「霹靂神がつかわしたありがたい魚」として鰰(はたはた)と呼ばれるようになったと言われています。
また、 江戸時代の随筆家大田南畝の「一話一言」では「鱗の中に富士山の模様生じ候段、めでたき魚と祝し、文字はいつごろからか魚へんに神と書くなり」と紹介されています。。(はたはたドットコムより)
・・・・・・・・・・・
ともかく、ありがたい、おめでたいお魚です。
正月早々、縁起の良い。


●鰤子(ブリコ)
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その他、青森のお母さまが作って送ってくださったという、山菜やお総菜を何種類も持ってきてくださった。中でも、特筆すべきは、手前の赤い魚卵。


これは、「鰤子(ブリコ)」というもので、ブリの子ではなく、ハタハタの子なのである。前述のハタハタ」のお腹に入っている魚卵が、海中に産みつけられ、それが波間を漂っているのを採取したものが、ブリコなのだとか。


皮がゴムのように固く、アゴがつかれるくらいで、これをかむ時「ブリッブリッ」という音がするので、「ブリコ」と呼ばれる様になったとも言われている。若い人は、良いけれど、50を過ぎた私には、ちょとハードメニューかも。。。


「ブリッブリッ」と良く噛んで、味がしなくなったら、ガムみたいに皮を出すのだけれど、真っ白になっているのよ!!こんな食べ物があることを知らなかった。。。。


あ~~~自分が、恥ずかしい~~。
正月早々、お客様に頂いたお土産から、たくさんのことを学び、謙虚に反省した私でありました。。。


ありがとうございます。


今年はいっぱい学ぶぞ~~~!


日時: 2012年01月10日 10:01

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