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おとといは、超早朝から広島~名古屋経由で三重県の津市へ。
広島駅まで、夫に送ってもらったのだが、朝ねぼけていてブーツを車に積み込むのを忘れ、防寒スノーシューズのままの出張になってしまった。
途中に靴屋さんがあればと願ったが、お店も時間も無いままに、講演会場へ到着。。。
黒のスーツに、スノーシューズわないわな~。。あああ情けなか。
ところで、三重県にはこれまで何回も行ったことがあるけれど、今回、津市に来て初めて知ったのだが、「名古屋グルメ」とばかり思っていた、「味噌カツ」や「天ムス」や「イチゴ大福」のすべてが、三重県津市発祥なのだとか。。。そして「ウナギ屋」が実に多いのだとか!
「津」といえば、日本で一番短い地名くらいにしか、思っていなかったが、本当はグルメな県庁所在地なのである。
ということで講演終了後、夜は居酒屋さんで、三重県庁の皆さんと新鮮な魚介類を囲んでの楽しい懇親会。会話の中で、「松坂牛のホルモン焼きが旨い!」という事を聞き、あ~食べたいな~と思う。贅沢にも一度、松坂の名店「和田金」で、松坂牛のすき焼きを食べたことがあるのだが、県庁の方の話では「それは表で、裏グルメがこれまた美味しい!」とのこと。「裏松坂食べたいな~」と、思いつつ一人ホテルに戻る途中、とある居酒屋で「松坂牛筋煮込み」という文字を発見!
ちゅうちょなく入店。
日本酒のレパートリーも中々素晴らしく、「松坂牛の筋煮込み」もうばかみたいに美味しかった~!!!
と、その時メニューに「手羽先」という文字も発見。
「もしかすると、これも名古屋の手羽先風?こちらもルーツは【津?】」と、気になり、もうおなかが一杯なのに、これまた、ちゅうちょなくオーダー!
やはり、出てきたのは、名古屋風であった。収穫である。
あくなき【食】への好奇心、そして執着心である。満足!
さらにホテルの自販で、チューハイ勝って飲んで眠る。
翌日は、本当はもっと三重グルメを(元祖の味噌カツとか、天ムスとか、人気のウナギとか…)楽しみたかったのだが、何てったて年度末だ。さっさと島根に帰らんといかん。
とはいえ、津駅では、「蛤のしぐれ」等を購入。
乗り換えの名古屋駅では、「醤油きしめん」を食べ、「天ムス」と「味噌きしめん」を購入。
あいかわらずのこだわりグルメな旅であった。
と、思われがちだが、食っちゃ飲んじゃあだけではない。
今回は講演会場で、多気で農村料理店「まめや」を、運営されていらっしゃる北川静子さんという女性にお会いできたのがとても良かった。
北川さんは、ご自分の地域の荒廃に危機感を持ち、このままでは消えていく農村文化を次世代に伝えなければ、急がないと間に合わないと、安定した役場職員の身分を捨てて退職し取り組まれた方だ。
その「まめや」さんでは、地元の旬の食材にこだわり、おばあちゃんの持つ知恵や技を生かして、農村レストランや、加工品作り、体験工房などを、地域の子供たちや若いお母さんたちも巻き込んで運営されていらっしゃるとのこと。
はじめは、苦労をされたけれど、今では年間に数万人の人が訪れていらっしゃるという。
私も、ぜひ一度伺ってみたいと思う。
印象的な言葉があった。
「お金が無くてよかった、無かったから知恵を出せた。無かったから、みんなと苦労を共にし連帯感ができた。仲間になれた。」
「役場にいる時は、役場職員の方が、えらいと思っていた。でも、そうではなかった」
そして、私の講演を聞かれて、「共通することばかりで驚きました。私も同じ思いです。」と言ってくださった。
地域を愛していればこそ、危機感を感じる、感じればこそ、何とかしようと思う「どげんかせんといかん」と。
だから、離れていてもみんな共通した同じ思いに行き当たり、そして動き始める。北川さんとお話をし、改めて全国各地に、私たちと同じような思いの人がたくさんいることを再確認した。
私は、この危機感は、大げさに言えば、「国難」とすら感じている。
私たちが感じる危機感の延長線上に、あっては欲しくないけれどとんでもない「国難」が待っている、いやもう始まっているのでは無いかと。
これが、杞憂であれば、どんなにいいことか。
北川さんの様な方々に全国各地で出会うたびに、「あ、ここにも仲間が、同士が!」と、うれしく思う反面、「悲しいけれど、やはり杞憂ではないのか…」と、実感せざるを得ない。
気がつき始め、動き始めた人がこんなにいるのかと。
それは、特定の思想を持った人でも無く、限られた知識階級の方々でもないから余計にリアルだ。
それは、普通の主婦であったり、のんびりとした田舎暮らしがしたいと思ってIターンした女性であったり、一生懸命生きてきた商売人の爺ちゃんであったり、私のようなただの食いしん坊のおばちゃんであったり…。
そんなことを思いつつ、某大臣の水光熱費問題。
大臣のオフィシャルサイトには、「水と緑と食を守る」と書かれている。
悲しくて悲しくて涙がいっぱいこぼれた。
日時: 2007年03月11日 15:24
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