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島根県石見地方には、この地の自然や文化に惹かれ、定住する欧米出身のアーティストが意外に多い。「よくもまあ、そんな遠くから…」と地元の人は言うが、彼らが魅力を感じる何かがこの地にはあるのだろう。しかし、そんな彼らも来日前までは、「イワミ」はもちろんのこと「シマネ」という地名すら知らなかったという。日本に対するイメージは、「クルマ、トーキョー、ゲイシャ、フジサン等々」。よく聞くフレーズだが、この情報化時代でもまだまだそうなのかと妙に感心してしまった。
現在、我が国では、訪日外国人旅行者の飛躍的な増加を目指して、グローバル観光戦略が展開されているが、その背景には、訪日外国人旅行者の数が、日本人の海外旅行者数の約3分の1から4分の1という現実がある。この大きなギャップは、海外の人々から見た日本は「ものづくり」を中心とした工業大国、経済大国というイメージが強く、そのため日本人の国民性も誤解されがちで観光旅行の訪問先としては魅力に乏しい国と認識されているためなのだそうだ。
しかし、移りゆく四季の美しさ、恵まれた自然環境、地方ごとに持つ個性豊かな文化と歴史、どこの国の人々にも誇れるものを持ちながら、そのように誤解されているというのは本当に残念でたまらない。特に、島根県石見地方に都市から定住し、この地に惚れこんでいる身としては、ぜひ、一人でも多くの海外の人々に石見の自然や文化に触れて欲しいと願ってやまないが、当地で海外からの観光客に出会うことは数少ない。しかし、江の川、日本海、中国山地、温泉、石見神楽をはじめ、この地は海外の人々に喜んでもらえる魅力ある資源の宝庫と自負している。だからこそ、先述のアーティストたちも、日本の中ですら知る人ぞ知る、この地を暮らしの場に選んでくれたのだろう。
今、私は石見をはじめとする中国地方の過疎の地に、多くの外国人旅行者の方々に来ていただきたいという大きな夢を描いている。もちろん、現実に海外の人々を迎えるとなると、地域そのものの受け入れ体制から整備していかなければならない。たとえば、標識や道案内ひとつとっても今のままでは海外の人に親切とはいえないだろう。公共の交通機関も少ないし、観光案内のマップやパンフレット、ホームページもまだまだ日本語のものばかり。もちろん外国語版を作るといっても、既存のものを直訳するのではなく、海外の人々が魅力を感じ、必要とする情報を提供していかなければならないだろう。宿泊施設や観光施設などの受け入れる側も、言葉やサービス面でも新たな対応が求められる。また、欧米でよく見られる長期滞在型のバックパッカーのためには、B&Bやレンタサイクルなども欲しいところだ。既存の各施設間の連携、英語の話せるガイドや、外国人向け体験プログラム等々、思いつくだけでも課題は多い。
しかし、この様な動きを起こすことこそ観光立国日本を目指す大きな流れの中で、過疎の地にとって今後の自立につながるひとつの方向だと思う。まずはできることから始めたい。大いなる夢の実現に向けて。
日時: 2007年02月08日 15:39
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